大和朝廷の古都、明日香村・飛鳥歴史公園から奥飛鳥を訪ねる

ゴールデンウィークを利用して、奈良大和路・明日香村を訪ねた。大和朝廷の建国時代の歴史をしのぶ史跡が、国営飛鳥歴史公園として整備されている。4月に歩いた山辺の道では、シニア層の姿を多くみかけたが、飛鳥の里はメインの年齢層が若い。小学生・中学生の遠足や20〜30代のカップル、小さな子供連れの家族などの姿が目につく。
飛鳥歴史公園は、高松塚周辺地区・甘樫丘地区・石舞台地区・祝戸地区の4地区が整備されている。各地区で広大な芝生公園が整備されている。小学生・中学生にとっては、歴史の勉強をかねた野外活動としては絶好のコースといえるだろう。
山辺の道では徒歩のハイカーがメインであったが、古都・飛鳥ではレンタサイクルを借りて走行する姿が圧倒的に多い。私も山辺の道と同様、自転車と歩きで飛鳥巡りをした。

▼<石舞台古墳>ビデオ
http://www.youtube.com/watch?v=Q6n0FQ_5xP0
▼<遠足 飛鳥歴史公園>ビデオ
http://www.youtube.com/watch?v=M1Kd6bqzEO4




飛鳥川上流、宇須多岐比売命神社付近の岩瀬のここちよい光景

初日5月1日は主に高松塚から石舞台への定番コースを巡り、二日目5月3日は奥飛鳥=飛鳥川の上流、稲淵から栢森(かやのもり)集落を訪れた。
稲淵は棚田が見所であるが、男性器をかたどった藁細工を吊り下げた男綱(おづな)も著名。上流の栢森には女性器をかたどった藁細工を吊り下げた女綱(めづな)があり、一対の厄よけ綱掛神事で知られている。稲淵から栢森へはゆるやかな坂道、栢森集落からは急な坂道になる。男綱から女綱へ向かう途中、宇須多岐比売命神社付近の岩瀬の光景は文字どおり心を洗われる思いがした。渓流の岸辺に白いササユリが群れ咲く見事な風景は忘れがたい。
飛鳥寺では日本最古の飛鳥大仏を間近に拝顔し、住職の講話を聞くことができたことも幸い。高松塚をはじめ、古代の国際交流や渡来人の果たした大きな功績を実証する史跡が多いことも印象的であった。


▼<奥飛鳥 清流の道>ビデオ公開
http://www.youtube.com/watch?v=ffIMqJnUVnM
▼<飛鳥大仏>ビデオ公開
http://www.youtube.com/watch?v=V1aLnf5dAkI