2006-01-01から1年間の記事一覧

Google検索ワードランキング 国際比較

世界ランキングはともかく、日本語ランキングを知りたくてググってみたが、2006年の年間ランキングが見つからない。代りに、2006 Zeitgeist Archiveで月別の国別ランキングが公表されているので、日本・カナダ・ドイツ・イギリス4カ国を比較してみた。本家US…

Google検索ワードランキングZeitgeistに表現された「時代の空気」

Yahoo!の2006年検索ワードランキングは別稿で紹介したとおりであるが、キーワ−ド検索の本家Googleでも検索ワードランキングZeitgeistを公表している。 Zeitgeist は the spirit of timeに相当するドイツ語。直訳すれば「時代精神」ということになるが「時代…

WEBサイト内の閲覧行動は回遊型から直行型へ

2001年のベスト10のうち、2006年もランク入りしているのは「goo」と「2ちゃんねる」のみ。2000年秋に日本でもサービス開始した「Google」はトップ20にも名前がない。 検索連動広告のワード分類基準に従えば、2001年にベスト10入りしていた普通名詞Bigword:…

Yahoo! JAPAN検索ワードランキング 2006 vs 2001

年末恒例の検索ワードランキングが発表される季節となった。 2006年のYahoo! JAPAN:検索ワードランキングでは、常連の「2ちゃんねる」「Google」「楽天」を押しのけて「mixi」がトップに躍進した。「YouTube」「GyaO」などの動画系サイトも急成長して上位ラ…

SEO・SEM関連の笑えない笑い話

TVや新聞などのマス広告とインターネットを連動させたクロスメディア型のキャンペーンが、ごく当たり前の状況になってきた。WEB2.0の旗印の元でインターネットを使えば魔法のように難題が解決できるという「新興宗教」が流布しているようである。 広告代理店…

なんなんのために買ってでました:大西ユカリ

通称ミナミ・大阪市南部の繁華街、地下鉄・南海電車なんば駅で面白いキャンペーンにであった。チョイワルどころかカナリワルの面構えをした女性をメインビジュアルに、「なんなんのために買ってでました」というキャッチフレーズを大きくあしらったOOH広告で…

知のアルチザン:白川静先生の著作

立命館大学の名誉教授・白川静先生が亡くなられた。享年96才。膨大な著作のうち、新書や文庫化されたごく一部に触れたにすぎない門外漢の私ではあるが、先生という敬称ぬきに語れない人物であった。 立命館大学といえば、かつて全共闘の拠点大学のひとつだっ…

著作権侵害訴訟のリスクは覚悟の上、GoogleのYou Tube買収

GoogleのYou Tube買収が業界で大きな話題になっています。著作権侵害訴訟のリスクを云々する論評がありますが、そのリスクを承知の上で敢えて買収したという点にGoogleのGoogleらしさがあるというべきでしょう。 ライブドア・楽天・村上ファンドなどによる企…

【街の風景】「だんじり」祭、空に浮かぶ吉祥雲=彩雲「虹の翼」

秋祭りの季節。「だんじり」祭りといえば岸和田が全国ブランドですが、関西では各地で実施されているようです。当市でも恒例の「だんじり」祭りが7日・8日両日開催されました。 休日の昼下がり、散歩がてら見物にでかけました。ソーリャー!ソーリャー!ソォ…

インターネットは新聞を殺すのか?

8月から準備をすすめていた仕事=新聞社WEBサイトでの新コンテンツ開設に協賛した広告特集にようやく目処がたった。おかげでブログの更新も随分サボッてしまった。途中で匙を投げそうになったことも再三あるが、何とか企画倒れに終わらずに済みそうだ。 オー…

「はてな」のアメリカ進出:近藤淳也氏とチェ・ゲバラ

ゴロ寝ですごしたお盆休み以来、日記の更新をさぼっていたが、久しぶりにPCに向かって驚いた。Web2.0ブームの火付け役であり「はてな」の経営ボードの一員でもある梅田望夫氏のブログ http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20060822/p1 によれば、「はてな」代…

コミュニティ・ランキングにみるmixi の利用状況

mixi の利用状況を検証するためにコミュニティの数と内容に着目した。検索によれば、現在で 860,877件 のコミュニティが存在する。同社のニュースリリースによれば、登録会員数は、本年7月に500万人を突破ということなので、会員総数に対して約17%。重複加…

独り勝ちSNS:急成長するmixi は広告媒体としても有効か?

Web2.0 やSNS・CGMを象徴する存在としてmixi が注目を集めている。インプレスR&Dの「インターネット白書2006」によれば、SNSへの参加は2005年の2.6%から11.0%へ増加。SNSを利用している回答者の86.2%がmixiを利用しており、登録しているSNSは1つが主流(60.7%…

時間帯別アクセス状況:深夜族が集う「ミクシーmixi」

WEB2.0の時代を象徴するCGMの急成長が、業界だけではなくマスコミでも注目されるようになりました。SNSの代表格mixiの利用時間が、業界の「マンモス」サイトYahoo!JAPANを上回るという時代の変化を象徴する「事件」も、つい最近の出来事です。いま注目のSNS…

クチコミをマス化する、核になったのは素人のカリスマブロガー

「トーキョー☆ブックマーク」は、2005年7月スタート。開設当時5,000PV/日だったアクセスが1年後の現在では10倍の50,000PV/日にまで成長しているそうです。 通常のキャンペーンでは、マス広告→WEBサイト:WEB広告→WEBサイトというサイトへの誘導になりますが…

ネットのクチコミパワーを活用した「トーキョー☆ブックマーク」キャンペーン

先日参加したセミナー(第10回OAAA夏期広告セミナー)において、博報堂のコピーライター・土屋氏による「ネットのウワサ、ウワサのネット」というタイトルの興味深い事例紹介がありました。旅行会社:JTB、日本旅行、近畿日本ツーリスト、JR東海ツアーズとJR…

市民記者によるネット新聞:Oh my Newsいよいよ日本に上陸

7月6日、CCIの代理店説明会に参加しました。内容は盛りだくさんですが、ロングテール・CGMへの取り組み強化という、メディアレップの本質とは矛盾した営業方針による広告メニューが基本でした。 WEB2.0というコミュニケーション革命は、既存マスコミや大手広…

CGMの3大ブランド「2ch」「mixi」「はてな」

WEB2.0で注目されているのが、いわゆるCGM:Consumer Generated Mediaの台頭と普及。 一般大衆・個人がメディアを主宰して活発に情報発信する、草の根の情報ネットワークの急成長によるメディア勢力図の大きな変化が注目されているのですが、その先駆的存在…

mixiはマイナーからメジャーサイトへの溝=キャズムを超えるか

mixiの急速な普及は、私自身も実感してます。会社の同僚にヒアリングしたところ、若い社員を中心に10人近くが利用。20%近い普及率です。仕事柄、無関心ではおれませんので、私自身も会員登録していますが、とりあえずプロフィール登録しただけで、実質的に…

利用時間シェアとページビューシェアで mixi が3位に躍進

ネットレイティングスが6月28日に発表したニュースリリース http://www.netratings.co.jp/New_news/News06282006.htm によれば、2006 年5月の月間インターネット利用動向調査結果において、WEBサイト利用時間シェアとページビューシェアで mixi が3位に躍り…

電子マネーの危うい状況、NTTグループの内ゲバ

従来のマスメディアとインターネットとの大きな違いは、インターネットが従来の販売ルートの代替ルートになりうること。インターネットの普及により、メーカー直系の販売会社や卸問屋、販売代理店を仲介せず、メーカーが消費者と商品やサービスを直接取引す…

広告代理店とWEB制作会社の企業文化・風土の違い

「広告会社のためのWEB講座」というセミナーに参加しました。講師は博報堂出身で現在フリーのH氏。10数年前に博報堂がインターネット広告の研究に取り組み始めたときの6人のメンバーのひとりで、現在もフェローとして処遇されているようです。SEOや検索連動…

ユーザーの初期設定ホームページ構成比にみるWEB2.0時代

インターネットのブラウザーを起動したときに、最初に表示される初期設定ホームページについての興味深いデータが入手できた。 Yahoo! JAPANトップページに表示される「注目の情報」というテキスト広告を推奨するセールスシートに、下図のようなグラフが記載…

志高い異色の通販サイト-FELISSIMOフェリシモ

不言実行で実利を追求する通販サイトの中で異色なのが「FELISSIMOフェリシモ」である。「ベルメゾンネット」「ニッセン・オンライン」の2強からは、かなり遅れをとっているが、サイトに掲げられている次のような企業理念には好感が持てる。 フェリシモがあな…

WEB2.0的注目サイト/@cosmeアット・コスメ-料理レシピcookpad

WEB2.0の潮流に適合しており、一般大衆Majority層への浸透が期待されるのは、化粧品のクチコミサイト@cosmeと、料理レシピサイトcookpadである。 cookpadは公開レシピ数10万品、日本最大の料理レシピサイトとなっている。サイトの特徴はasahi.comの下記特集…

女性向けサイトを活用した代表的ビジネスモデル=カフェグローブ

マスコミ等で女性向けサイトの代表的存在として取り上げられることの多いカフェグローブcafeglobe.com。会社概要の中でサイトの特徴を次のようにPRしている。 知的好奇心の強いすべての女性のために。 自分たちの読みたい情報をあらゆるジャンルからセレクト…

女性向けサイトのインターネット視聴率

<女性向け主要サイト インターネット視聴率> ※Video Researh Intaractive調査による2006年3月の月間視聴率調査結果■サイト名称:推定接触者数:平均視聴ページ 1 ベルメゾンネット :1411千人:63.4P 女性のための総合オンラインショップ http://www.belln…

女性向けサイトのSilent majority 通販&料理レシピサイト

女性をメインユーザーに想定したWEBサイトとしては、下記のようなサイトが著名だ。 ▼@cosme アット・コスメ:化粧品に関するクチコミ情報サイト http://www.cosme.net/ ▼オズモール OZmall:首都圏女性情報誌「オズマガジン(OZmagazine)」のインター ネッ…

TVCMを簡単にネット配信できるClick-to-Play動画広告

Click-to-Play動画広告は、TVCMの素材を流用してインターネットでも簡単に配信できるシステムである。Flash技術を生かした音声と映像によるリッチメディア広告そのものは既に実施されているが、GoogleのClick-to-Play動画広告は広告主にとって、次のような魅…

ネットとTVの融合:Googleが提示するビジネスモデル「Click-to-Play動画広告」

Googleが、同社のアドワーズ広告で「テキスト広告」だけではなく「動画広告」も新しい表示形式として利用可能にしたことが先日発表された。 詳細な広告セールス資料が入手できたので内容を確認してみると、Click-to-Playと名付けられた新しい動画広告手法は…