2007-01-01から1年間の記事一覧
<株式時価総額と業績の乖離> こうした強みがある反面、mixiの実際の業績はどうだろう。年間換算して売上約100億円という予測数字は、創業から間もないベンチャー企業としては素晴らしい数字である。利益率の高さも投資家にとっては魅力であろう。が、Yahoo…
<バナー広告の出稿上位媒体> 1位がYahoo! JAPANであるのは誰もが想像できるが、2位がmixiであることを一般にはあまり知られていない。シェアはYahoo!が50〜60%、5%前後のシェアで続くMSNやinfoseek等の大手ポータルサイトや新聞社系のnikkei.net asahi.c…
4大マスメディア=広告媒体のうち、ラジオ・雑誌広告を追い抜き絶好調にみえるインターネット広告であるが、当の業界内現場では手詰まり感や閉塞感が否めない。 WEB2.0やCGM等の流行語に関連してもてはやされたmixiを例にとって、その現状と問題点を考えてみ…
Sonyのバズマーケティングといえば例のブログ炎上事件が有名であるが、懲りずに挑戦を続けているようだ。 最近、たまたま遭遇したのが、ブログパーツ【FLO:Q】。ネーミングの由来はフローク=付録。 http://floq.jp/top おもしろいね、使えそうだね、という…
新聞とその系列WEBサイトのOLDメディア化は、新興メディアの象徴的サイトであるmixiと比較すると、より一層明らかになる。 運営元の株式会社ミクシィ:ニュースリリース http://mixi.co.jp/press/press_070521.html によれば、5月20日にユーザー数が1000万人…
新聞社のウェブ対応の遅れやダメさ、将来展望のなさを証明するのは、ユーザー数や閲覧ページ数といった「量」的媒体パワーだけではない。もっと深刻なのが「ユーザープロフィール」という「質」の面からみて、文字通りOLDメディアになってしまっていることだ…
新聞業界では強者ではあるが、ウェブにおいては朝日も日経も弱者にすぎない。 試みに、朝日・日経とYahoo! JAPANの媒体パワーを各社の公表データを元にして比較してみたのが下表である。共同サイトの立ち上げ程度では、到底解消できないほど立ち後れてしまっ…
週刊ダイヤモンド9/22号「新聞の没落」特集でも予測されていたが、新聞業界の勝ち組、朝日・読売・日経が共同サイトを立ち上げるようだ。業界でも下記ブログをはじめとするさまざまな分析や評価がなされている。 http://blog.japan.cnet.com/mt/mt-tb.cgi/36…
インターネット広告の代名詞といえばバナー広告であるが、本年10月上旬以降Yahoo! JAPANの広告メニューから消えてしまう。 Yahoo! JAPANの「主要広告商品の仕様変更のお知らせ」によれば「スーパーバナー」「ラージスクエア」全商品を、新仕様「プライムディ…
マスコミ4媒体が伸び悩む中で、伸び盛りのインターネット広告。2006年には前年比約30%増の3,630億円となり、雑誌3,887億円を上回るのは必至の状況であるが、手放しのWEB礼賛論には脆弱性を感じざるを得ない。 広告媒体としてのインターネットの実力、「バラ…
検索連動広告2大ブランドのひとつ、Overtureが欧米に次いで日本でも新システムに移行する。新旧ではもろもろの変化があるが、最も大きな違いは、広告の表示順位決定方法。従来は入札単価の高い順=他社よりも1円でも高く入札すれば上位表示されるというわか…
楡周平の経済小説・ビジネス小説で、やはり物流業界をテーマにした作品として『巨流再生』がある。モデル企業は佐川急便と思われる。 家電量販専門店に押されて存亡の危機にさらされている「街のデンキ屋さん」を物流ラストワンマイルとして再評価。ビジネス…
楡周平の小説『ラストワンマイル』を読んだ。楡周平といえば、ベストセラー『Cの福音』をはじめとする朝倉恭介シリーズの国際謀略小説で知られているが、本作品は楽天のTBS買収やコンビニ・ローソンの宅配便集配への郵政公社参入問題を背景にした経済小説・…
昨日4月14日の朝日新聞に「いま、新聞に期待すること」という日本新聞協会のシンポジウム記録がダイジェスト掲載されている。広告ビジネスにおいてネットに凌駕されてしまったラジオや追いつかれそうな雑誌広告に次いで、明日は我が身という新聞業界の危機感…
ちなみに、ビデオリサーチインタラクティブのインターネット視聴データによれば、18才未満のアクセスが多いサイトは「ハンゲーム(Hangame)」「ネットくん」が2強のようだ。「ぱどタウン」は、上位50ランキングには含まれていない。ハンゲーム(Hangame)は…
通勤の行き帰り、小さな子供達が目につく季節となった。春休みを利用した行楽や実家への里帰りであろうか、母親の手をしっかり握った子供が、大人の歩調に遅れないように駆け足で駅のコンコースを行き来する姿は微笑ましいものがある。 子供といえば、小学生…
知人から聞いた話によれば、我が国でのインターネット草分けとなったITベンチャー企業の社長室には「神棚」があるそうだ。 「神棚」というのは、家庭で神を祭る祭壇。田舎育ちのひとならおなじみ、神社の社殿をかたちどったミニチュアグッズである。 時代の…
株式公開による巨額な自己資金や時価総額を背景にした投資活動を別にすれば、Googleの収益源は検索連動型のネット広告である。ネット広告全体の中で検索連動広告は約30〜40%のシェアを占めると言われている。バナー広告やメール広告は従来の広告ビジネスモ…
電通が2月20日発表した日本の広告費調査によると、マスコミ4媒体は2年連続で前年割れなのに対して、2006年のネット広告費は3割増の3,630億円。ラジオの2倍を超え、雑誌に迫る勢いとのことである。ご同慶の至りであるが、ネット広告担当者として実務に携わる…
遅ればせながら「電車男」を読んだ。一級のエンタテイメントであり、ルポルタージュだと評価したい。無名の一般大衆がマッシュアップして創り上げた集合知の結集として、WEB2.0やCGMを代表する作品でもある。 話題作やベストセラーともてはやされると、かえ…
インターネット業界ではsnsと動画が大ブームである。Yahoo! JAPAN の「2006年検索ワードランキング」では「mixi(ミクシィ)」が初めて1位となった。海外サイトでもあるにもかかわらず「YouTube」が圏外からの大躍進で7位にランクインしている。世界的にも注…