朝日・日経とYahoo! JAPAN:ユーザ特性比較
新聞社のウェブ対応の遅れやダメさ、将来展望のなさを証明するのは、ユーザー数や閲覧ページ数といった「量」的媒体パワーだけではない。もっと深刻なのが「ユーザープロフィール」という「質」の面からみて、文字通りOLDメディアになってしまっていることだ。
ユーザの性別・年齢構成において、Yahoo!が国民全体の縮図のようになっているのに対して、asahi.com:nikkei.netは、男性や中高年が中心の偏った構成である。団塊層などのシニア男性には強いが、広告業界のメインターゲットF1層はもちろん、M1層向けの広告媒体としてもかなりシビアな状況である。
asahi.com:nikkei.netの媒体資料では、高学歴・高年収のユーザーが多い「質」的優位性をアピールしているが、nikkei.netはともかくasahi.comのポジションはビミョーなものがある。
■朝日・日経とYahoo! JAPANのユーザープロフィール
媒体 | asahi.com | nikkei.net | Yahoo! NEWS | Yahoo! JAPAN | |
男 | 74.30% | 86.00% | 58.10% | 57.30% | |
女 | 25.20% | 14.00% | 42.00% | 42.50% | |
20歳未満 | 1.40% | ※ | 7.60% | 8.10% | |
20歳代 | 9.60% | 8.00% | 21.40% | 20.40% | |
30歳代 | 19.30% | 18.00% | 28.60% | 27.20% | |
40歳代 | 28.00% | 23.00% | 20.60% | 21.20% | |
50歳代 | 25.60% | 27.00% | 13.70% | 14.20% | |
60歳以上 | 16.00% | 18.00% | 8.20% | 8.70% | |
70歳代以上 | ※ | 6.00% | ※ | ※ |