「蒼海-副島種臣」のビジョナリスト:現代書家・石川九楊氏

副島種臣について、WEB上でいろいろ調べたところ、次のような情報がみつかりましいた。主に現代書家・石川九楊氏の手になるものです。副島種臣空海を凌ぐとまで絶賛し、再評価しています。石川九楊氏は書に関する数々の著作を発表しておられますが、「書家・副島種臣」のビジョナリストでもあるといえるのではないでしょうか。
佐賀県立美術館「没後百年記念:蒼海 副島種臣展」
http://www.saga-s.co.jp/pub/hodo/sokai/
出身地・佐賀県の県立美術館で2006年1月1日〜29日に開催された展示会に関する情報サイト。副島種臣のプロフィールや作品の一端が紹介されています。外務卿となり在職中、横浜港寄港のペルー商船マリア・ルーズ号の中国人奴隷を解放し、「正義人道の人」として海外にも知られた人物であるようです。
石川九楊編「書の宇宙」(全24冊の全集)第24冊:書の近代の可能性[明治前後]
http://www.nigensha.co.jp/shodo/bk_info.html?2001&INF=487
副島種臣の書に関する書籍としては、自動車、書道、東洋美術などの専門書籍の出版社「二玄社」から、石川九楊編「書の宇宙」(全24冊の全集)第24冊:書の近代の可能性[明治前後]定価2,520円が刊行されています。副島種臣の書作品が抄録されており、今回のブログもこの書籍を参考資料にしました。図書館で閲覧したところ、その内容が、NHKテレビの「新日曜美術館」の内容と共通していますので、番組も石川九楊氏と何らかの関連があるものと思います。
■『蒼海 副島種臣書」石川九楊(編集)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4544013828/mitsu-5-22/ref%3Dnosim/503-3570437-6203956
『蒼海 副島種臣書」石川九楊(編集)という表題図書は、定価23,100円という高価な本ですが、現在は絶版。アマゾンには情報があるのですが、どういう訳か版元の二玄社のHPでは情報が見当たりません。