日本の家計貯蓄は10年前35.6兆円に対して、平成19年度は6.3兆円に大幅減

もっと、深刻なデータもある。
国民所得の中で、「家計可処分所得」平成9年度309.8兆円に対して、平成19年度は292.6兆円。10年間で17.2兆円のマイナスである。
他方で「家計最終消費支出」は10年前277.9兆円に対して、平成19年度は285.6兆円に7.7兆円増加。その結果、「可処分所得」-「消費支出」=「家計貯蓄」は10年前35.6兆円に対して、平成19年度は6.3兆円。30兆円近く大幅に減少しているのである。世界各国に比較して金額が多いと言われた貯蓄金額が、無惨なまでに減少している。