「赤目四十八滝」、アップダウンの急な坂道をたどり滝巡りの山登り


赤目四十八滝」は、三重県名張市の手前。名張市は大阪通勤が可能な住宅地である。電車の場合は、近鉄大阪線赤目口駅が最寄り駅。付近には、屋根付きの長い回廊が有名な長谷寺、女人高野として知られる室生寺がある。

赤目口駅からバス10分で滝巡りの登山口。サンショウウオセンターで入山料を支払い、渓流沿いの山道を歩く。急傾斜の昇り降りの坂道も結構多い。ビデオを撮影しながら歩いたため、意外に時間を要した。帰りの時間が気になり引き返した。赤目四十八滝のうち比較的大きな5つの滝、赤目五瀑(あかめ ごばく)なかで、不動滝、千手滝、布曳滝、荷担滝、琵琶滝の内、残念ながら琵琶滝は見学できなかった。
区切りのいい所まで歩くつもりで進んだが、「赤目四十八滝」の代表格ともいえる「荷担滝」の見事な景観に触れられたので一応満足である。急な登り坂を上がり、次に急な下り坂を曲がると眼前に見事な滝の風景が現れる。川の中央に位置する大岩を挟んで流れが二手に分かれる様子が、荷物を綺麗に振り分けて担っているように見えることから、「担いの滝」「荷担い滝」と名づけられたとされる。
渓流沿いのカエデ等の若葉が美しいが、緑、緑、緑で赤や白、紫などの彩りが少ないのが少し残念。つつじやさつきなどの色気があればもっと楽しい散策道になると思われる。