通天橋から望む紅葉の東福寺、広大な境内の中に渓谷沿いに広がる庭園

東福寺臨済宗大本山。寺名は東大寺興福寺の奈良二大寺にちなんで名付けられたようだ。想像以上に広大な境内に、宏壮な伽藍が建ち並んでいる。
JR京都駅からJR奈良線に乗り換え、わずか1駅という便利な立地である。境内はもちろん、駅からお寺へ続く道も、たくさんの人々でにぎわっている。市街地の便利な場所であるが、寺域のほぼ真ん中に洗玉澗という渓谷があり、通天橋という屋根付きの橋が架かっている。見所はこの渓谷沿いに広がる庭園の紅葉。
北門からほど近い屋根付きの建物に入ると、実は渓谷に架かる臥雲橋という橋になっている。左手には渓谷の上に枝をいっぱいに広げた樹々の見事な紅葉と、その上に架かる屋根付きの回廊=通天橋。圧倒的なボリュームの景観である。臥雲橋から本堂前の広場を経由して、渓谷の上の通天橋から眺める紅葉も素晴らしい。