Yahoo! JAPANほか4社の共同調査「インターネット広告のブランディング効果」

2007年3月〜12月の期間に、68素材(52キャンペーン)を毎月2回全19回・合計38,000サンプルという、かなり本格的な調査である。興味深い調査データなので、以下に紹介しておきたい。
http://www.videoi.co.jp/release/pr20080421.pdf

「インターネット広告のブランディング効果」調査の結果、要旨は下記。

「インターネット広告ブランディング効果の法則」としては、インターネット広告到達者の29.1%が広告認知し、広告認知者の62.0%が広告内容を理解し、広告認知者の30.4%が商品購入/利用喚起した。さらに広告到達者の広告メッセージ理解は非到達者の1.25倍に、広告到達者の商品購入/利用意向は非到達者の1.15倍になるなどの効果が認められた。

「インターネット広告フリークエンシーの法則」としては、フリークエンシー12回に向けて、広告認知/商品認知/商品好意度は上昇し、フリークエンシー13回以降においても広告メッセージ理解/商品購入利用意向等が上昇するとのこと。フリークエンシー12回の広告到達者は非到達者に比べメッセージ理解が1.55倍/商品購入利用意向は1.35倍になったなど、“12回”という回数で広告頻度の効果が変化する傾向が明らかとなった。

「インターネット広告インプレッションの法則」としては、1000万インプレッション出稿時の広告認知者数は130万人で、商品興味/関心喚起者数は57万人、商品購入/利用喚起者数は38万人となった。