大阪市営地下鉄の「Googleで、できること」という広告キャンペーン

ニールセン・オンライン(Nielsen Online) インターネット利用動向調査によれば、Google 日本版の利用者数が3000 万人の大台を突破。Yahoo! Japan に次ぐ第2 位のアクセスランキングを堅持しているようだ。詳しくは、下記ニュースリリース
http://csp.netratings.co.jp/nnr/PDF/Newsrelease10282008_J.pdf

しかし、一般的な知名度が向上した分、トラブルもいろいろ抱えているようである。
例えば、日本のGoogle.co.jpが、アメリカの本家Google.comによって格下げのペナルティーを課されたらしい。有料リンクの購入というスパム行為を行ったせいでははないかと、SEO専門家筋の話題である。
「渡辺隆広のサーチエンジン情報館」によれば、GoogleエンジニアMatt Cuttsが「Google.co.jpのPageRankを5に落とした」ことを明らかにした。
http://japan.cnet.com/blog/takawata/2009/02/12/entry_27020243/trackback/

笑い話のようだが、事実のようだ。オーガニック検索の表示順位で格下げになったサイトや、スパム行為でペナルティーを課されたSEO業者は痛快な思いがしたであろう。
なかなか面白いなと思っていたところ、今日、出勤時にGoogleのOOH広告をみた。

大阪市営地下鉄の「なんば」駅構内、交通広告というリアルメディアによるキャンペーンである。
連張りのポスターで、結構派手な広告を展開している。主要サービスである検索サービスは周知となっているが、検索以外のサービスについては一般的な知名度が低い。で、キャンペーンテーマは「Googleで、できること」。YouTubeや地図、イメージサーチ等のさまざまなサービスの認知理解を促進しようというわけだ。おそらく、大阪市ミナミ都心の「なんば」とキタ都心の「梅田」の2カ所でキャンペーンを展開していると思われる。
WEBとTVは親和性が高いが、交通広告も同様。私自身の経験則によれば、駅張りのポスターよりも電車の車内吊りポスターの方が効果的である。朝通勤時にリアルメディアで広告を見た人が、職場で昼休みなどにWEBサイトへアクセスしていること。同じく、夕方帰宅時に広告を見た人が、自宅で夜WEBサイトへアクセスしていることが、時間別に見たログ解析のページ閲覧状況データから実証できる。