百舌鳥八幡宮の秋祭、ふとん太鼓の宮入・宮出

先週の土曜・日曜は、堺市百舌鳥八幡宮の秋祭を見学してきました。
境内には樹齢800年とされる立派な神木クスノキが生い茂っています。
土曜は宮入。氏子9町のふとん太鼓が、石段を上がり神社に参拝。当日は境内に止まり、翌日の日曜に宮出をします。
朱色の布団を積み重ねたような形状のふとん太鼓が境内を練り歩き、台座の四隅に垂れ下がった房が大きくゆれる有様はなかなか迫力があります。
歌舞伎役者のような化粧をした少年たちが台座にのり、太鼓を叩き掛声をかけていますが、大きくゆれる台座の中で、車酔いでもするのではないかと少し心配になるくらいです。

百舌鳥八幡宮布団太鼓」http://www.asahi-net.or.jp/~ee6h-wd/futon/sampler4.html
によれば、「練り歩く姿は、荒波をゆく船をあらわしている」とのことです。
日曜の宮出は特に迫力があります。土曜の宮入は下の参道から境内への石段を一度上がるだけですが、宮出は石段を下り上りして一往復。境内を練り歩いた後に、再度石段を下って各町へ帰って行きます。
宮出に先立って行われた、幼児の健やかな成長を祈念して池に稚魚を放つ、放生祭・稚児行列。晴れ着をまとった幼児の姿が可憐で微笑ましく、心が和みます。


下記は、昨年の祭礼光景です。