近所のショップに反映された少子高齢化

家の近所では、近頃ずいぶん閉店する店が増えた。長期にわたる不景気、景気低迷のせいである。客で賑わうのは、24時間営業の安売りスーパーくらいのもの。
最近20年間くらいの期間に、開店した店、閉店した店を、ショップの業種でみてみると、少子高齢化時代が色濃く反映されている。子供たちが小遣いで買い物できる小さなお店がなくなり、高齢者を対象にしたお店が増えた。音楽やクルマなど、若者文化の変遷も見事に反映されている。
新規に開店した業種で多いのは、コンビニ、接骨院、医院、デイサービス、百均、ユニクロ、ツタヤ、ブックオフなど。
閉店した業種では、文房具屋、玩具屋、酒屋、米屋、魚屋、駄菓子屋、パン屋、本屋、レコード屋、ガソリンスタンドなど。
スーパーの場合でも、食料品スーパーは生き延びているが、衣料品や生活用品など百貨店型品揃えのGMSは世代交代。郊外の超大型ショッピングマートにとって代わられている。
わが屋の家族でもそうであるが、ネットショッピングなど、通販で直接購入するケースも圧倒的に増加している。