ソニーらしいWEB広告:Yahoo!PR企画「京都meets VAIO特集」

噂によれば、ソニー社員が一般ユーザーになりすまし、何かの新商品のセールスプロモーションにブログを利用しようとしたのが露見して、サイトが炎上したらしい。検索連動広告やアフェリエート・個人ブログ等は、本来「弱者」やチャレンジャーの武器であることを見誤って、「恐竜の首」の論理を「ロングテール」に適用しようとしたが故の手痛い失敗であったといえよう。草の根民主主義の典型であり、自由な意見表出と交換の場であるブログを、企業の価値観によって一定の方向に誘導するプロパガンダに利用しようと言う発想自体がナンセンスである。
同じソニーが展開したWEBキャンペーンでも、Yahoo!とタイアップしたPR企画「京都meets VAIO特集」はリッチメディアを活用した見事なできばえであった。Yahoo!の媒体パワーを活用したブロードリーチ型のブランド広告として、資金力のある大企業ならではの王道をいくプロモーション手法として高く評価する。貧乏代理店に勤務する身としてはうらやましい限りだ。
Yahoo!PR企画「京都meets VAIO特集」
http://promotion.yahoo.co.jp/high_stage/