法善寺横丁「仁和鳥」、老舗として知られる焼き鳥専門店

帰りは、法善寺横丁の「仁和鳥」で食事。「にわとり」という名前が示すように、老舗として知られる焼き鳥専門店です。グルメガイドを片手に名店をはしごする観光客と変わらないのが、少し気恥ずかしいのですが、東京からの転勤族である同僚が、ぜひにと推薦するので行ってみました。外見はチープな街の焼き鳥屋さん風。中は、10人掛けくらいのカウンターに4人がけのテーブルがひとつ。狭いのですが、それなりに上質感のある店構え。お任せコースで飲んで食べて3人で約1万5000円也。お味の方は結構ですが、焼き鳥以外のメニュー、冷や奴とか女性好みのサラダとかのあっさりしたヘルシーメニューがないのが、少し不満でした。いくら美味しくても肉ばかりだとさすがに食傷してきます。目の細かいおろしがねですり下ろしたクリーミー大根おろしが美味でしたが、生キャベツとか酢のもの、冷や奴なんかもあればいいなというのが正直な感想です。焼き鳥専門店に、こんな注文をつけるのは無い物ねだり。他店へ行ってと言われそうです。お店の方でも分かっているけれど、店が狭すぎてできないというのが実態ではないでしょうか。
我が家のように家族連れで晩飯を食べるのではなく、男ひとり、あるいは友人とふたりで焼き鳥を肴に酒を飲むのにはぴったりでしょう。
焼酎はコップ1杯、2杯の勘定ではなく、飲んだ分量だけ支払う従量制というのが、飲んベーにとってはいいシステムだと思います。