CGM系サイトの利用者や利用時間シェア増加によるネット広告手法の変化

ブログやSNSといった個人が情報発信することのできるCGM系サイトの利用者が急増。アクセス数や利用時間の伸張も著しいようだ。日本広告主協会 Web広告研究会の「消費者メディア市場規模調査」によれば、2006年9月時点の利用者は約3,500万人。主要CGMのウェブ利用全体にしめる利用時間シェアは約25%にも達するようである。
http://www.wab.ne.jp/pdf/070222_cgm.pdf
昨年から今年にかけて、アクセス数や利用時間シェアがさらに高まっていることは明らかだろう。
インターネット広告メニューにも、CGM系サイトの利用時間シェア増加に対応した新しい潮流が見られる。
例えば、Yahoo! JAPAN。日本のインターネット広告業界でひとり勝ちのメガポータルにも、Googleを始めとするWEB2.0の急成長は脅威となっているようだ。
「ネット広告は新しい評価機軸を打ち出さない限り大きな成長はない」と題したヤフー広告本部長・近藤氏の発言は、危機感の現れであろう。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Interview/20071031/286051/
Yahoo! の広告を共同で掲載するアドネットワークの提携先サイト開拓にも力を注いでおり、大手サイトだけではなく。個人のWebサイトにも対象を拡大している。個人運営のブログやWebサイトがアフィリエイト広告などを使えるようにする「Yahoo!ウェブオーナーセンター」サービスがその一例。
http://webowner.yahoo.co.jp/
Topページをはじめ大幅なサイトリニューアルをしたり、検索連動型広告を手がけるオーバーチュアを子会社化したのも、WEB2.0への対応策の一環であろう。