山辺の道を歩く。日本最古の大和国一之宮、三輪明神・大神神社

春の大和路・山辺の道をビデオカメラ片手に歩いてきた。以前から、一度訪れてみたいと思っていた山辺の道であるが、きっかけはJR東海のインターネット動画「万葉集〜ココロ・ニ・マド・ヲ〜」。iPhoneで通勤の行き帰りにPodcastを鑑賞しているうちに、行って見たくなった。
例えば「味酒を 三輪の祝が いはふ杉 手触れし罪か 君に逢ひがたき」という歌。解説によれば、遊女と思われる作者が高貴な方に身分違いの恋をした悲恋の想いを歌ったようである。
http://www.manyoshu.jp/contents/001-04-0712/

三輪山は神が降臨する山。麓には大神神社があり、山自体がご神体である。世間の基準ではオジイさんに近い年齢なのに、ミーハーぽい話で恥ずかしいが、日本最古の神社といわれるお宮さんに桜見物がてら参拝してみよう、というわけである。こじんまりとした鄙びた神社を想像していたが、実際に参拝してみると、想像以上に立派な神社であった。
大神神社(おおみわじんじゃ)
http://www.oomiwa.or.jp/

近鉄電車の桜井駅でレンタサイクルを借りて出発したのが午後1時ころ。大和国一之宮、三輪明神と言われるにふさわしい規模の神社であり、見処が多い。当初は、大神神社から石上神社への経路を予定していたが、大神神社の広大な境内を巡るだけで3月29日は残念ながら時間切れになってしまった。
スモモや桜の花にウグイスがさえずる大美和の杜という広場もあり、山辺の道の春は心地よい。



▼「大神神社」ビデオ
http://www.youtube.com/watch?v=W1HRrEyex4w&feature=channel_page