近所のショップに反映された少子高齢化

家の近所では、近頃ずいぶん閉店する店が増えた。長期にわたる不景気、景気低迷のせいである。客で賑わうのは、24時間営業の安売りスーパーくらいのもの。
最近20年間くらいの期間に、開店した店、閉店した店を、ショップの業種でみてみると、少子高齢化時代が色濃く反映されている。子供たちが小遣いで買い物できる小さなお店がなくなり、高齢者を対象にしたお店が増えた。音楽やクルマなど、若者文化の変遷も見事に反映されている。
新規に開店した業種で多いのは、コンビニ、接骨院、医院、デイサービス、百均、ユニクロ、ツタヤ、ブックオフなど。
閉店した業種では、文房具屋、玩具屋、酒屋、米屋、魚屋、駄菓子屋、パン屋、本屋、レコード屋、ガソリンスタンドなど。
スーパーの場合でも、食料品スーパーは生き延びているが、衣料品や生活用品など百貨店型品揃えのGMSは世代交代。郊外の超大型ショッピングマートにとって代わられている。
わが屋の家族でもそうであるが、ネットショッピングなど、通販で直接購入するケースも圧倒的に増加している。

第1回大阪マラソンを見学。車いすマラソンの疾走に拍手!

10月30日に開催された第1回大阪マラソンを見学してきました。約3万人の走者が参加。参加者数では、国内でも有数規模のマラソン大会です。東京マラソンに対抗して、橋下知事が開催を提唱したようです。
大阪城を望む大阪府庁前から、大阪市内中心部のメインストリート御堂筋を経て、大阪府第2庁舎のある南港にいたる42.195km。府庁から北浜・中之島淀屋橋へは徒歩。淀屋橋から本町、本町から南港へは電車を乗り継ぎながら移動。府庁前のスタートからインテックス大阪のゴールまで、ビデオのライブ撮影にチャレンジしました。

ラソンレースは9時スタート。男子では、ケニアのエリジャ・サングElijah Sangが2時間12分43秒で優勝。川内優輝が2時間14分31秒で4位、続いて5位大中健嗣が入賞。女子では日本でもおなじみの選手、ルーマニアリディア・シモンLidia Simonが2時間32分48秒で優勝。2位嶋原清子、3位吉住友里、4位猪野祐貴、5位鈴木純子。サッカーのなでしこ同様に、女子の方が元気なようです。

車いすラソンも同時に開催され、マラソンに先駆けて5分前にスタート。両手で車輪を回転させ、スピード感にあふれる疾走。マラソンと同じ距離を、1位廣道純は1時間33分43秒で走破。上位入賞の選手も1時間30分台で走破しています。ファイティングスピリットあふれる激走光景は見事でした。ゴール直前の42km地点の曲がり角。男子マラソン1位のエリジャ・サングを先導するように、車いすラソンの選手が走行してきたシーンが印象的でした。



岸和田八木「行基参り」と泉大津濱八町「搗ち合い」他地区にはない独特の祭事のあるだんじり祭

9月と並んで、10月も秋祭のシーズン。岸和田市八木地区と、泉大津市の濱八町地区のだんじり祭には他の地区にはない特長がある。
だんじり祭は一般的に神社の祭礼であるが、岸和田市山手の八木地区では本宮で寺院への参内=行基参りが行われる。
泉大津市の濱八町地区では、だんじり同士を激しくぶつけあう搗ち合い(かちあい)という祭事が見所。
だんじり祭は関西各地で行われているが、このふたつの地区は中でもユニークな希少価値の高い祭である。

ここ数年楽しみにしている濱八町だんじり祭を10月8日、岸和田山手で行われる八木だんじり祭の行基参りは10月9日に見学。
濱八町は、昨年の事故の影響か、今年は少し控えめの感じ。それでも、搗ち合いが上手く成功したときの激しい衝突音は迫力がある。


9日は行基参りを見学。神社ではなくお寺に参内するという情報は、実は、私も今年はじめて岸和田市のHPで知った。大阪府最大級の溜め池・久米田池は、奈良時代の僧侶・行基が開削した。行基参りはその遺徳に感謝する祭礼である。行基のお堂のある久米田寺は高台にあり、久米田池のすぐ隣。海側のふもとから坂道を上がってきた各町のだんじりが、境内に向かって寺入りする光景はなかなか見応えがある。
久米田池側の道路から、かなり猛スピードでやり回しして、一気に境内の金堂前へ突進する。大屋根の上の大工方が、前のめりになって数歩スキップしてしまうほどの速さである。次々と参内しただんじりが、境内に13基。一同に並んでいる光景が美しい。


すべて寺入りした後の休憩時、今木町のだんじりの大屋根の上に小さな子供たちが登っていた。大工方のしぐさを真似しているが、結構サマになっているのが微笑ましい。




ホームページを公開。いまさらながらではありますが、とてもHappyです。

ホームページを自分で制作して、数日前、無事アップロードできました。
「Sunday 写楽:動画movieと写真でつづる私の好きな光景」と題したHPを、下記アドレスで公開しています。
http://www.ab.auone-net.jp/~sharaku/Sunday_Sharaku/Welcome_to_My_Studio.html


制作に使ったソフトはiWebFTPソフトはCyberduckです。FTPについては、IDパスワードの入力ステップから躓いてアップロードには四苦八苦しましたが、9月28日に無事にアップ。久しぶりに、とてもHappyな思いがしました。

プロバイザから提供されるHP制作ソフトは、デザイン感覚や機能の面でレベルが低すぎて使いものになりません。ネット上で、フリーソフトを探してみましたがダウンロードしてみてもあまり気にいりません。

うかつな話ですが、使用しているパソコンiMacにHP制作ソフトが付属しているのに思い当たりました。ドット.Macの登録者でないと利用できないものとばかり誤解したのですが、別のプロバイザのURLにもFTPソフトを使えばアップできるということがわかり、チャレンジしてみました。

HP制作のためにiWebを使ってみて、機能の高さや使い勝手のよさには驚きました。Web制作のプロの方にはもっと高機能なアプリがあるでしょうが、素人の私にとっては必要充分なレベルです。
パソコンに格納しているiMovieのビデオはデータが重くなるのですが、HTMLスニペットを使って外部リンクできる機能は秀逸です。自分の撮影したビデオはiMovieを使って編集してYouTubeに公開していますが、公開ビデオと簡単にリンクできました。パソコンのiPhotoデータとの連携も非常にスムースです。

最初の公開アップデートは上手くいったのですが、Webページの更新をする際にFTPの処理を失敗。「このアドレスのホームページが見つからない」*1といった警告がでたことも数回あり、ドッキリしたこともありましたが、なんとかクリア。
FTPの知識が不十分なので、更新作業を十分こなしきれないのがもどかしいが、マニュアルを参照しつつ、すこしづつ内容を充実させたいと考えています。
HPとのリンクの関係で、このブログのタイトルも少し変更しました。
コーディング知識がないために、実現できずにいたHP公開。願いをかなえてくれた、iWebCyberduckのスタッフの方々には感謝します。本当にありがとうございます。

*1:HP公開後の注記:初公開したときに、トップページの英文字つづりを間違えていたので修正した。また、HPフォルダの名称に仮名や漢字が含まれているとブラウダによっては認識しないようなので、フォルダ名をすべて英文に変更した。こうした修正を加えてサイトを更新したためか、Googleなどの検索結果からアクセスしようとすると、not foundのエラーメッセージがでることがあるのが残念である。

岸和田だんじり祭、春木地区の宮入も今年は初体験

今年もだんじり祭の季節がやってきました。
9月17日は岸和田だんじり祭、18日は春木だんじり祭を見学。
17日の土曜は、天気予報は雨となっていましたが、おおむね曇り。ときおり小雨がちらついたり、雲の切れ間では一時的に晴れたりといった感じ。
早朝の5時45分くらいには南海岸和田駅に到着したのですが、駅前はたくさんの観衆で早くも大混雑。
6時から曳き始め。宮本町を1番目に、岸和田商店街のアーケードを駆け抜けて、駅前ロータリーのやり回しが始まりました。
広報資料では、岸和田駅前のパレードは1時からとなっているのですが、早朝の曳き始めが、実質的なだんじり祭パレードの開始。
午後2時すぎに激しい雨が降ったほかは、ときおり小雨がちらつく程度で、例年どおりのヤリ回しが見学できたのは幸いです。



定番のカンカン場は、あいかわらずの大にぎわい。
しかし、紀州街道の曳行風景の方が、個人的には好みです。
成協信用組合ビルから、s字カーブを経て本町の歴史的まちなみ保全地区あたりの光景は、とりわけ風情があります。

18日の日曜は、春木だんじり祭を見学。
宮入のために、弥栄神社の大鳥居を駆け抜けるやり回しの光景は、なかなか見応えがありました。
こなから坂を疾走する岸和田地区岸城神社の宮入の方が知名度は高いのですが、春木地区弥栄神社のヤリ回しも見事です。

百舌鳥八幡宮の秋祭、ふとん太鼓の宮入・宮出

先週の土曜・日曜は、堺市百舌鳥八幡宮の秋祭を見学してきました。
境内には樹齢800年とされる立派な神木クスノキが生い茂っています。
土曜は宮入。氏子9町のふとん太鼓が、石段を上がり神社に参拝。当日は境内に止まり、翌日の日曜に宮出をします。
朱色の布団を積み重ねたような形状のふとん太鼓が境内を練り歩き、台座の四隅に垂れ下がった房が大きくゆれる有様はなかなか迫力があります。
歌舞伎役者のような化粧をした少年たちが台座にのり、太鼓を叩き掛声をかけていますが、大きくゆれる台座の中で、車酔いでもするのではないかと少し心配になるくらいです。

百舌鳥八幡宮布団太鼓」http://www.asahi-net.or.jp/~ee6h-wd/futon/sampler4.html
によれば、「練り歩く姿は、荒波をゆく船をあらわしている」とのことです。
日曜の宮出は特に迫力があります。土曜の宮入は下の参道から境内への石段を一度上がるだけですが、宮出は石段を下り上りして一往復。境内を練り歩いた後に、再度石段を下って各町へ帰って行きます。
宮出に先立って行われた、幼児の健やかな成長を祈念して池に稚魚を放つ、放生祭・稚児行列。晴れ着をまとった幼児の姿が可憐で微笑ましく、心が和みます。


下記は、昨年の祭礼光景です。

日本年金機構が、国民年金の支払い督促を民間業者に委託。こんなこと、許せるの?!

株式会社アイヴィジットという会社から、家族宛に電話が入った。日本年金機構から委託されて「国民年金の納付状況のお知らせ」をしている、とのこと。
新しい手口の振込詐欺かも知れない、と警戒。取りあえず相手の連絡先電話をひかえて、ネットで調べてみた。
どうやら、日本年金機構から委託されたというのは事実らしい。
日本年金機構は、悪名高い「社会保険庁」が解体され、公的年金業務の運営を担う組織として2010年に発足した特殊法人である。
年金の未納者が近年増加。国民年金のみの未納率は約40%にも達する。年金制度の維持運営に際して、未納対策は必須課題であることは理解できる。
しかし、公的年金業務の運営を担う(公的機関のハズの)日本年金機構が、支払い督促を民間業者に委託することは、許されていいのだろうか。
日本年金機構では、低コストでより良いサービスの提供を目指す「市場化テスト事業」と称して、平成19年10月から国民年金保険料の収納業務=電話や文書、戸別訪問による納付督励及び保険料の収納業務を民間企業に委託。「アウトソーシング」といえば聞こえは良さげだが、要は、面倒でトラブルの起きやすいシゴトは、下々にマルナゲということ。
委託されている民間企業は、全国で数社に上る。
ちなみに、株式会社アイヴィジットhttp://ivisit.co.jp/は、家電量販店等への店頭販売支援、セールスプロモーション、訪問によるサービス提供等を主要業務とする会社のようだ。
訪問によるサービス提供の項では「連絡のとれなくなった方へ訪問し、Face to Faceのコミュニケーションによるサービスを提供します」と強調されている。
支払いを督促するためには、未納者の重要な個人情報=ネガティブで不利益な個人情報を、年金機構から委託先の民間企業に渡してしまうことになる。
委託先の民間企業から情報が漏洩すれば、当世流行の貧困ビジネスにとって、格好のターゲットになるであろう。
国民年金という公的年金制度は、公私の特性が曖昧なヌエのような特殊法人ではなく、国の機関であることが明快な組織が運営すべきである。が、財政基盤という根幹が危ういものになっているため、きれいごとを言ってはおれない現実を実証するちょっと悲しい事実のひとつである。